韓経:外国人投資家今年28兆ウォン売り越し…為替相場揺れ動く=韓国(1)

  • 2021年8月19日

外国人投資家が年初から18日まで有価証券市場で合計28兆7364億ウォン相当を売り越し市場の不安感が大きくなっている。ソウル市内の金融情報会社関係者が外国人投資動向グラフを調べている。ホ・ムンチャン記者

5日から下落を続けていた韓国総合株価指数(KOSPI)が18日に反騰に成功した。前日比0.5%上昇の3158.93で引けた。だが市場の不安感は相変わらずだ。今年に入り過去最大規模に増えた外国人投資家の韓国株売りが止まらなくなっているからだ。半導体のピークアウトの見通しとテーパリングの懸念、新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大の「トリプル悪材料」が重なり外国人投資家の投資心理を萎縮させていると分析される。

韓国取引所によると、今年に入り18日までに外国人投資家は有価証券市場で28兆7364億ウォン相当を売り越した。同じ期間基準で過去最大規模だ。世界金融危機当時の2008年の23兆3151億ウォンより規模が大きい。こうした傾向ならば年間基準で2008年に立てた約33兆ウォンの記録を更新する可能性もある。外国人投資家の売り攻勢は9日から7取引日連続で続いている。代表銘柄のサムスン電子は1996年以降で最長期間となる9取引日にわたり反騰に成功できなかった。

年初に外国人投資家が韓国株を売ったのは昨年急騰した株式の差益を確定する意図が大きかった。最近は韓国の主力産業である半導体の業況鈍化への懸念が核心要因と分析される。今年に入り外国人投資家はサムスン電子とSKハイニックスの2銘柄を22兆4682億ウォン相当売り越したが、このうち約15兆ウォンがこの1週間に集中した。世界の証券市場で唯一韓国証券市場が力や回復できない理由だ。

今週に入り外国人投資家の売り攻勢が弱まっているが、市場には依然としてテーパリングの懸念が残っている。ウォール・ストリート・ジャーナルは16日、米連邦準備制度理事会(FRB)が11月にテーパリングを開始するかもしれないと報道した。新型コロナウイルスのデルタ株の拡散も韓国の証券市場を支えた企業の業績と景気回復には悪材料に挙げられる。

外国人投資家の売り越しで為替相場は連日揺れ動いている。この日ソウル外国為替市場でウォン相場は8.30ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1168ウォンで取引を終え、7取引日ぶりにドル安に転換した。午前には一時1179.70ウォンまでドル高が進んだが、1180ウォン水準を目前に当局が口先介入に出ると下落に転じた。為替相場は昨年末の1088ウォンと比較すると80ウォン(7%)のドル高となった。

◇今年に入りKOSPIで過去最大28兆ウォンの売り越し

韓国証券市場で外国人投資家の売買動向は株価の行方を決める核心要素だ。今月に入り外国人投資家が集中的に「セルコリア」に出て市場の不安感が高まっている。証券業界では外国人投資家の売り傾向を触発した半導体業況鈍化の懸念は一段落する雰囲気だが、テーパリングの懸念は相変わらずという点で追加の売りがさらに出るかもしれないとみている。指数追加下落の可能性を考慮しておく必要があるという助言が出る理由だ。

◇韓国に集中する外国人の売り傾向

18日の韓国取引所によると今年に入り外国人投資家は有価証券市場で合計28兆7364億ウォン相当を売り越した。毎年の同じ期間を基準として見ると過去最大だ。外国人投資家の売り傾向が続き有価証券市場時価総額のうち外国人投資家の保有比率も大きく減った。年初には36%に迫った外国人投資家の保有率は17日基準で31.53%まで下がった状態だ。2016年4月以降で最も低い水準だ。