韓経:集団免疫は幻想?…「新型コロナ、100年以上共存も」警告

  • 2021年8月17日

集団免疫で新型コロナウイルスの感染拡大を遮断できるという期待は幻想に近いという指摘が出た。デルタ株などの感染拡大で集団免疫を達成するには全人口の90%ほどがワクチンを接種しなければならないという分析が出ているためだ。今後100年以上新型コロナウイルスと共存することになるとの見通しも出ている。

ブルームバーグが16日に伝えたところによると、米国感染症学会(IDSA)はデルタ株が集団免疫基準を80~90%に引き上げたと推定した。これまでは人口の60~70%がワクチンを接種すれば集団免疫に到達できたが、デルタ株登場後には最大90%がワクチンを打たなければ集団免疫に成功できないということだ。

専門家らは新たに登場する変異株のために高いワクチン接種率でも集団免疫を保障できないと説明した。メイヨー・クリニック・ワクチン研究所のグレッグ・ポーランド所長は「95%のワクチン接種率でも集団免疫を達成できないだろう」と予想した。ワクチン供給支障、接種忌避問題などで既に設定した集団免疫基準まで達成しにくいだろうという指摘も出る。

ワクチンの効果も期待に満たないとの分析もある。イスラエルはワクチン接種効果が十分ではないとの判断から最近ブースター接種(追加接種)を始めた。

新型コロナウイルスが今後100年、またはそれ以上続く恐れがあるとの見通しも出ている。ポーランド所長は「運が良ければ新型コロナウイルスはインフルエンザと似た形態になるだろう。季節性が強まるもので、私たちは引き続きワクチンを接種しなければならないだろう」と予想した。

「コロナとの共存」の可能性が大きくなり、各国が防疫政策を新たに作らなければならないだろうとの指摘も出る。強力な封鎖政策を展開する中国などは経済活動再開に向け結局防疫措置を緩和するほかはないということだ。