韓経:日本と手を組んでガールグループ育てたら…J.Y.Parkの勝負、通用した(2)

  • 2021年8月11日

SM中国人ボーイズグループ「WayV」

◆「K-POPがグローバル主流機会」

韓国の企画会社とコンテンツ企業が海外で現地のアーティストを発掘し、作品を制作する形は、もはや見慣れないものではない。国内だけに領域を制限することなく、どこでもアーティストを育成し、文化商品を開発する。これは、個々の知的財産権(IP)の輸出を越え、Kカルチャーを誕生させたシステムをグローバル市場に移植することを意味する。

「グローバルプロジェクトが最も活発に行われているジャンルはK-POPだ。SMエンターテイメントは中国人で構成されたボーイズグループ「WayV」をデビューさせた。WayVのデビューミニアルバムはiTunesの総合アルバムチャートで世界30地域1位を記録した。中国のボーイズグループで過去最高の記録だ。SMエンターテイメントは最近、米国に拡大している。アイドルNCTの米国ユニット「NCTハリウッド」を結成するために、ことし、グローバルオーディションを行うことにした。このため、ハリウッドの制作会社MGMとも手を組んだ。

防弾少年団(BTS)にグローバル音楽市場を揺るがしたハイブも米国でK-POPボーイズグループをデビューさせる予定だ。世界最大のレコード会社ユニバーサルミュージックグループと合同で米国でオーディションを行う。

韓国人と韓国語が見当たらないK-POPを韓流とみなすことができるかという議論もある。しかし、企画会社は「韓流システム」を組み合わせたという点で、これもまた明確な韓流という立場だ。J.Y.Park総括プロデューサーはNiziUを誕生させ、「NiziUはK-POPのガールズグループ」と定義した。

このような試みが韓流の拡散に大きく寄与するとの見方も出ている。韓国コンテンツ振興院のソン・ヨセフ責任研究員は「最近、大きな成果を出してはいるが、グローバル音楽業界でK-POPは未だ非主流」とし「現地でアイドルを育成して影響力を高めれば、主流のトレンドになることができるだろう」と見た。

◆「ウェブトゥーン系ネットフリックス」夢を見る

コンテンツ市場でもグローバル化が積極的に推進されている。国内最大のドラマ制作会社のスタジオドラゴンは10部作米国ドラマ『ザ・ビッグ・ドア・プライズ(The Big Door Prize)』を企画・制作している。韓国の製作会社が米国ドラマを作るのは初めてだ。これを含め、スタジオドラゴンは10作のドラマを米国で製作する。スタジオドラゴンだけではない。パク・チャヌク監督が演出する米国ドラマ『異端者』には『アイアンマン』でよく知られている俳優ロバート・ダウニー・ジュニアが出演する。

映画でもこのような流れが加速している。映画『パラサイト 半地下の家族』の興行の後、現地映画制作会社からラブコールが殺到している。CJ ENMは昨年公開された映画『エンディングズ、ビギニングズ』を皮切りに、10本の映画を米国で企画・制作している。大衆文化評論家のチョン・ドクヒョンは「両国の文化的ギャップがある可能性があるが、それがむしろ長所として作用する時代になった」とし「ネットフリックスの『キングダム』が時代劇という韓国的要素のおかげで、外国で人気を得るように、韓国制作会社の地域性も強力な武器になっている」と分析した。

ネットフリックスのようなプラットフォームの中に世界中の作家やコンテンツを引き込む戦略も顕著だ。韓国のウェブトゥーンプラットフォーム・ネイバーウェブトゥーンとカカオウェブトゥーンは、米国、欧州などの作品を次々と公開している。これらが確保した海外作家の数は、ネイバーウェブトゥーン70万人、カカオウェブトゥーン6万5000人に及ぶ。

カカオエンターテイメントのキム・チャンウォン・グローバル戦略担当は「『米国版ユン・テホ(ウェブトゥーン『ミセン』の作家)』が出なければならない」とし「ストーリー産業の核心は、オリジナルIPだけに、グローバル作家の育成に最善を尽くしている」と強調した。