韓経:「五輪効果」見られない日本株式市場、ブラックロックは「下半期上がる」

  • 2021年7月23日

日本株式市場がオリンピック(五輪)開催を目前にしても力を出せずにいる。デルタ株の恐怖の中で五輪が開かれ、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が急激に感染拡大するという懸念が高いためだ。しかし、世界最大の資産運用会社ブラックロックは、世界経済の回復への期待は変わらないとし、景気敏感株が多い日本株式市場の未来を楽観した。

ブラックロックのトーマス・タウ・アジア太平洋地域ヘッドは21日(現地時間)、CNBCに出演し、「五輪開催に関するリスクはある」としつつも「これは一時的な逆風に過ぎず、ことし下半期、日本や欧州などでお金が動くことを期待している」と述べた。ブラックロックは最近、日本株式市場の見通しを中立的に上方修正した。

タウ氏は「世界的景気反発により下半期に日本企業が良い実績を出すだろう」とし「ワクチン接種状況も徐々に良くなっている」と評価した。アワーワールドインターデータによると、日本のワクチン接種率は35.25%で、韓国(32.07%)より高い。

ただし、五輪開催を前に、現地の雰囲気は良くない。選手村で相次いで陽性判定者が発生するなど、新型コロナ再拡散への懸念が高まっている。トヨタは世論の悪化を意識し、五輪関連のテレビCMを流さないことを宣言した。安倍晋三前首相をはじめとし、経団連など日本の3大経済団体長も五輪不参加の意思を組織委員会に伝えた状態だ。

日経225指数は今月に入って4.32%下落するなど振るわない様子を見せている。株価が下落する中、企業業績は依然として肯定的と期待され、バリュエーション魅力度は高まっている。東京証券取引所第1部企業の12カ月先行株価収益率(PER)は15.2倍とコロナ感染拡大により株価が急落していた昨年5月の水準に戻った状態だ。日本経済新聞は「米景気もややピークアウト感が出ている」とし「米景気の伸びが鈍化すれば、世界の景気敏感株といわれる日本株の割安感はさらに強まる」と説明した。