「琉球王国の宝物」、9日からソウルで公開

  • 2014年12月5日

日本の沖縄の歴史をさかのぼれば、15世紀に建てられた琉球王国に出会う。琉球王国は東南アジアと東北アジアの中間に位置し、海上中継貿易で繁盛していたが、1879年に日本の明治政府に強制併合されて今の沖縄県に変わった。太平洋戦争時は12万人以上が犠牲になり、韓半島と似たような痛みを抱えている。こうした琉球王国の過去の姿を見ることができる特別展「琉球王国の宝物」が、9日から来年2月8日まで国立古宮博物館で開催される。

今回の展示では琉球王国の遺物200点余りが展示される。このうち日本の国宝が33点、重要文化財が6点で、大多数の遺物は一度も日本国外で展示されたことがない。日本の国宝である琉球国王の王冠など一部の遺物は展示開幕後2週間だけの公開となる。

最も目につく遺物は、琉球王国の服飾と王室儀礼用の器たちだ。沖縄の伝統服装であり王室でのふだん着だったという「紅型」は、鳳凰や牡丹が華やかな色彩で描かれており目を引く。18世紀に作られた王冠は、国王が国家の重要な儀式の際にかぶったもので、同じ国宝である儀礼用衣装は、中国から冊封使を迎えた時や正月のような王国の公式行事の際に王が着た服だ。このほかにも高麗瓦や朝鮮陶工が伝えた釉薬陶磁器などは昔から韓半島と琉球が緊密な関係を結んでいたことを物語っている。