韓経:新興国に「デルタ株拡大」恐怖…「通貨価値が近く下落」

  • 2021年7月6日

新型コロナ変異ウイルス「デルタ株」の流行が新興国の通貨下落を招くという見方が出ている。ワクチン接種率が低いこれらの国が新型コロナ拡大を防ぐために封鎖措置を取れば、経済状況が悪化するという理由からだ。

ブルームバーグ通信は4日(現地時間)、対ドルで値上がりしていた新興国通貨の価値が数週以内に落ちる可能性が高いと予想した。フランス金融グループのクレディ・アグリコルCIBによると、先月の新興国通貨指数は3カ月ぶりに下落に転じた。南アフリカランド、ロシアルーブルなどの価値が落ちたからだ。両国はともにデルタ株の流行で封鎖措置を強化する可能性が高いという見方が出ている。

クレディ・アグリコルの新興市場戦略部長は「今年下半期にワクチン接種率が新興市場の成果を分ける要因になるはず」とし「ウイルス拡大の影響はワクチン接種率によって大きく変わるだろう」と話した。

ロシアの人口に対するワクチン接種率は16.9%と、世界平均の24%より低い。ワクチン接種率が5.3%にすぎない南アフリカは、新型コロナ封鎖措置で100年ぶりに最悪の景気沈滞を迎えた。昨年の国内総生産(GDP)が7%減少したのに続き、先月27日から学校を閉鎖し、禁酒令を出すほど高強度の防疫措置を施行した。

コロンビアは増税を核心とする税制改革案が実現せず、経済が直撃弾を受けた。格付け機関スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はコロンビアの格付けを投資非適格等級(BB+)に引き下げた。コロンビアはワクチン接種率が11%にすぎず、チリ、メキシコ、ブラジルより低い。南アフリカとコロンビアの中央銀行は利上げをためらい、通貨安に脆弱という分析も出ている。

新型コロナが拡大しているが、中央銀行が先制的に利上げしたブラジルとメキシコは他国に比べて回復力が高いという見方だ。