韓経:「親中企業のレッテル貼られたらどうする」…気をもむ韓国企業

  • 2021年6月28日

中国でキムチ事業をする大象(テアン)とプルムワンはキムチの中国式表記である「泡菜」のために苦労した。中国で泡菜という名前でキムチを販売しているという理由から韓国で不買運動の対象になるところだったためだ。そうでなくても中国国営メディアなどが「キムチの起源は中国」というような「キムチ工程」を行い韓国人の感情を刺激した状況で、これら企業は緊張するほかなかった。

大象とプルムワンが中国で泡菜という名前でキムチを売るのは明確な理由がある。中国食品安全国標準(GB)はキムチを含むすべての野菜の漬物を泡菜と表記するよう定めている。これに従わなければ販売できない。ドイツのキャベツの漬物であるザワークラウトも中国では泡菜として売られる。

だがこうした釈明をすることでむしろ両国の消費者の気分を損ねかねず両社は何の措置も取れずにいる。

中国で事業する企業にとって反中感情が最大のリスクとして浮上している。労働力が豊富で膨大な市場まで抱える中国は依然として活用すべき対象だ。しかし企業は中国事業関連のニュースはいくら良い内容でも知らせたがらない。親中企業とレッテルを貼られることを恐れてだ。

「THAAD報復」後も多くの韓国企業が中国で活躍している。サムスンとSKなど大企業だけでなく中堅企業も市場を開拓している。しかしこれら企業はこうしたニュースをあえて韓国に知らせようとしない。国民感情を逆なでしかねないという懸念のためだ。

反中感情がますます大きくなっているのは明らかに中国の責任が大きい。しかし中国との経済交流で勝ち取れるものは最大限確保しなければならない。中国で奮発している韓国企業に必要なことは叱責ではなく激励のようだ。

カン・ヒョンウ/北京特派員