韓経:フォックスコン、日本電産と「電気自動車同盟」

  • 2021年3月24日

台湾と日本の電気自動車連合が登場した。独自に電気自動車事業を準備中であるアップルの協力会社台湾フォックスコンと世界のハードディスク用精密モーター業界1位である日本電産が手を組んだ。

中国の経済専門メディア財新が23日に伝えたところによると、フォックスコンの電気自動車事業系列会社のフォックストロンと日本電産が最近電気自動車生産協力に関する協約を締結した。今回の協約により日本電産はフォックストロンに電気自動車用パワートレインを供給することになった。パワートレインはモーターとギア、ドライブシャフトなど電気自動車の動力系統の総称だ。

フォックスコンはアップルの最大協力会社でiPhoneとiPadなどを受託生産している。アップルが自動運転車や電気自動車事業にスピードを出している中でフォックスコンも独自に電気自動車事業を拡張している。昨年台湾の自動車メーカーの裕隆グループと合弁でフォックストロンを設立したのも電気自動車事業拡大戦略の一環だ。

フォックスコンは昨年10月に「MIH」という名前の未来車ハードウェア・ソフトウェア開発プラットフォームを公開した。他の企業がMIHに自由に参加しながら電気自動車と自動運転車などをともに開発できる舞台を作ったのだ。今後未来車に部品を供給できるという機会を掲げ部品メーカーがMIHに参加するよう督励し開発効率性を高めようとする試みだ。フォックスコンは今年末までにMIHプラットフォームを活用した電気自動車を出すと公言した。

京都に本社を置く日本電産も電気自動車部品を新成長動力として育てている。ハードディスクドライブ、家電製品、産業機械に使われる小型精密モーターを専門に製造してきた経験を生かし電気自動車市場に参入する。主力製品であるハードディスク用精密モーターの場合、世界市場でのシェアは85%に達する。

日本電産は今後5年間で電気自動車部品に100億ドルを投資する計画だ。これを通じ2030年に世界の電気自動車モーター市場でシェア40~45%を確保するのが目標だ。すでに中国の広州自動車、フランスのプジョーなどを顧客として確保している。日本電産はフォックスコンのMIHにも参加しており、フォックストロンと電気自動車をともに開発している。