円安の逆風…日本、原材料・輸入製品の価格が高騰

  • 2014年12月12日

日本の生活必需品価格が円安によって大きく動揺している。国際原油価格の急落で全般的な消費者物価は落ちているものの、原材料を輸入に頼っている製品を中心に大幅な値上がりとなっている。

11日、日本経済新聞などによると、牛丼チェーンの吉野家は今月17日から牛丼価格を30%ほど引き上げる。牛丼の並一杯は300円から380円に値上げされる。

同社は円安による米国産牛肉など原材料費の上昇と働き手不足にともなう賃金上昇分を反映したものだと説明した。円価値は今月8日に121円台まで落ち、最近3カ月で15%以上の下落となった。安倍晋三内閣がスタートした2012年12月以降、2年間で40%以上落ちた。

冷凍食品、紅茶など食料品メーカー等も値上げを予告している。食品メーカーの極洋は来年1月から冷凍食品価格を5~22%ずつ順次値上げすると発表した。日本水産も来年1~2月の出荷分から鶏肉など家庭用冷凍食品価格を3~15%値上げすることにした。江崎グリコも来年3月からアイスクリーム価格を10%ほど引き上げ、三井農林は紅茶ティーバッグの価格を5~10%値上げした。

食材価格はすでに大幅に値上がりしている。日本統計庁によると、10月の消費者物価指数は前年同月比2.9%の上昇にとどまったが、生鮮水産物は10.0%、肉類は8.7%それぞれ上昇した。サケは100グラム当たり289円で1年間で32%急騰したほか、輸入海老(27%)、輸入牛肉(22%)、輸入オレンジ(17%)等の価格も円安によって大幅に上昇した。