韓経:26年ぶり最高値の中国輸出…「1-3月期の成長率20%超予想」

  • 2021年3月8日

中国は今年1-2月の輸出が前年同期比60%以上も急増したことについて、先進国が経済正常化に向けて中国産部品・素材の注文を大幅増やしたためだと説明した。ワクチン接種の拡大などで「新型コロナ後の時代」への準備が本格化しているという分析だ。中国は春節(旧正月)連休期間の帰郷自制命令を出すなど操業日数を増やした。中国の1-3月期の経済成長率は20%を超えるという予想が出ている。

◆倍増した中国の自動車輸出

中国関税庁によると、中国の1-2月の貿易額は8344億ドルと、前年同期比41.2%増加した。中国は統計の変動性を減らすため春節連休があった1-2月の主要経済指標をまとめて出す。

中国の1-2月の輸出は4688億ドルと、前年同期比60.6%増加した。この増加率は1995年2月(88%)以来26年ぶりの最高水準で、過去2番目に高い。昨年1-2月は新型コロナ事態で輸出が前年比17.2%減少し、その影響で今年は輸出が大幅に増えるという見方が多かった。ロイター通信が調査した専門家の予想増加率は38.9%だった。

実際の輸出は市場の予想を大きく上回った。今年1-2月の輸出額は、新型コロナ以前の2019年1-2月(3288億ドル)と比較しても32.7%増加した。中国関税庁は「米国や欧州など主要経済圏で生産と消費が増加したため」とし「輸出企業が受ける注文量の増加傾向を勘案すると、今後2、3カ月間は輸出好調が続くだろう」と伝えた。

2月の米国の製造業PMI(購買担当者景気指数)は60.8、欧州は57.9だった。購買担当者を対象に調査するPMIは50を超えれば景気拡張局面を意味する。

中国関税庁は先端製品と労働集約的製品の輸出が共に好調だったと説明した。全体の60%以上を占める電子製品の輸出が2829億ドルと、前年同期比64.7%急増した。パソコン・サーバー用半導体など情報処理部品が358億ドル(増加率80%)、携帯電話が229億ドル(59.4%)だった。自動車の輸出増加率は106.8%にのぼった。

マスクを含む紡織製品の輸出が221億ドルと、60.8%増えた。衣類が240億ドル(50%)、プラスチック製品が139億ドル(82.5%)と、幅広く増加傾向を見せた。中国関税庁が集計した主要輸出品のうち石油製品は-27.4%と、唯一の減少となった。

◆類例ない黒字基調が持続

中国の1-2月の輸入は3656億ドルと、前年同期比22.2%増えた。市場予想値の15%増を大きく上回った。半導体、原油、鉄鉱石などの輸入増加が続くと予想された。中国政府の悩みだった内需も回復しているという分析だ。中国は第14次5カ年経済計画(2021-25年)の初年度の今年から内需中心の「双循環」成長戦略を本格的に推進する方針だ。

1-2月の貿易収支は1032億ドルと、黒字転換した。前年同期は70億ドルの赤字だった。中国の月間貿易収支は昨年11月が754億ドル、12月が781億ドルと、2カ月連続で過去最高となった。こうした基調は今年も続く見通しだ。

中国の最大貿易相手国(地域)はASEAN(東南アジア諸国連合)で1205億ドルだった。前年同期比41.9%増加した。欧州連合(EU)が1196億ドル、米国が1097億ドルと、後に続いた。

中国の1-3月期の経済成長率は20%を超えるという見方が民間証券会社を中心に出ている。北京大は18%の成長率を予想した。中国は5日に開幕した全国人民代表大会で今年の経済成長率目標を「6%以上」と提示した。先進国への輸出動力が下半期に向かうほど弱まり、今年の景気は「上高下低」になるという見方が多い。